エラーを修正する過程は学ぶことが多く、解決できればかえって上達がはやくなります。エラーが出るということは「こういうふうには書けませんよ」と教えてくれているのですから、プログラミングの文法を再確認するよい機会なのです。
VBなどの統合開発環境にくらべて、JavaScriptはエラーが分かり難いところがあります。JavaScriptはWebブラウザ上で試行錯誤しますからしかたないのですが、ヒントになるようなメッセージはちゃんと出してくれます。
【1】エラーが出た時は、ブラウザの左下にメッセージが小さく表示されます。
【2】「!」をダブルクリックします。
【3】ダイアログボックスが表示されますので、「詳細の表示」をクリックします。
【4】エラーの詳細が表示されました。
「ライン:」でエラー行が表示されます。
「エラー:」でエラーの原因が表示されます。
【5】エラーの確認が終わったら、「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
あとはエラーの詳細を参考に、JavaScriptのプログラムを修正し実行を繰り返します。
【解説】
エラーはその前後の行に原因があることもありますので、エラーが出た行の前後も確認するクセを付けましょう。
またエラーメッセージが出ないのにプログラムが動かない場合は、変数に文字列などを代入する時に、「+」で結合することを忘れていることがあります。そのへんを中心に確認するとよいと思います。